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【年齢別実践編】小児科の看護師さんなら知ってて欲しいプレパレーションについて

更新日:

こんにちは☆おなすです
少しずつ暖かくなってきて、桜(の下で飲むビール)が待ち遠しいですね~
4月から採用される新人さんや新たな部署に異動になった看護師さん
影ながら応援しています!

さて、前回はプレパレーションの概要についてお話させて頂きました。

小児科の看護師さんなら知ってて欲しいプレパレーションについて】

 

今回は年齢別具体的な方法についておなすの経験を交えてお話しさせていただきます。

幼児期~小学校低学年のお子さん

ねむい

3歳前後から小学校低学年くらいまでの時期は、ぬいぐるみやおもちゃを使ってごっこ遊びをしながら方法を伝えたり、駆血帯やアルコール綿、採血で使用する針の小ささを見せるなど、実際に使われる医療器具やそれに似せたおもちゃ人形などを使って、五感を使って子どもが理解出来る様に説明を行います。

 

手術や検査に関しては、手術室の看護師や放射線技師などの他部門とも連携し、必要時は直接見学を行ったり、検査を見学できるように調整します。
また、子どもは自分自身の立場でしか物事をみることができないため、子ども視点での説明を行う事も大切です。

 

この時期の子どもは、ぬいぐるみや人形にも命があると考えているので、ぬいぐるみや人形を使って実際の行為を行いながら説明すると、ぬいぐるみも同じ経験をしたと考えることができて「ぬいぐるみもがんばれたんだから私もがんばる!!」と、がんばりを引き出すことができます。

 

また、処置前に終わったらもらえるシールはどれがいい?など、お気に入りの物を選んでもらって、処置後にご褒美シールキャラクター付きの止血シールを貼ることも、子どもはとても喜びますし、シールの為に頑張る!と頑張れる子もいますよ。

 

 

小学校高学年以降~

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小学校高学年になると、大体の物事を理解することができるようになりますが、自分が経験していない事を言葉だけで理解するのは難しい場合もあります。

 

「この年齢ならわかるだろう」と医療者の主観で思いこまずに、写真やDVDなど視覚に訴えるツールなどを使用すると理解しやすくなると思います。

 

ただ、思春期に突入しているこの頃の年齢の児に、あまりに幼少な対応をすると自尊心を傷つけてしまって、信頼関係が崩れる事にもなりかねませんので、繰り返しますが、年齢にとらわれず、その子の発達の段階に合わせた方法でプレパレーションを行うことが大切ですね。

 

「えー忙しいのに、そんな時間を割いてできないよ…」

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って思われるかもしれません

確かに現場は忙しいですよね…

 

ほとんどの現場では忙しいながらもプレパレーションはもう取り入れられていると思いますが、病院によってはCLS(チャイルドライフスペシャリスト)さんや、保育士さんなどの協力を得たられると思いますし、子どもも「この人は痛い事をしない人」とわかると、とても安心して話を聞いてくれます♡

 

看護師としては、やはり普段からの関わりで、お子さんと信頼関係を築く事が説明の前段階で必要かなと思います。

外来の場合は、瞬時にそのお子さんの特徴を捉えないといけませんので、スキルが求められますね。

余談ですが、外来で採血が嫌で嫌で大号泣している4~5歳位の女の子がいました。おなすの先輩は、医師とお子さんと家族と相談して、お子さんが決めた2時間後までは待つ!!というルールを作って、採血を2時間待って行った事例もありました!!

そのお子さんは、自分で決めた時間がきたので、覚悟をきめてイヤイヤ泣いてはいましたが、終わった後はスッキリ嬉しそうでした♡

普通の看護師さんだったら「2時間は…」って思いますが、子どもの気持ちに寄り添って、それを医師に掛け合う姿勢など、プロだなと思いました。

実際、2時間は病状で待てる・待てないあると思いますし、なかなか忙しい業務でそこまで時間を割くのは難しいと思います。

 

しかし、「忙しいから…」を理由にプレパレーションを疎かにしてしまうとどうなってしまうか…

 

ここで、おなすが考えた、プレパレーションをした・しなかった場合のシュミレーションをしてみますね

風邪をこじらせて肺炎になってしまった、3歳6ヵ月のなす子ちゃんがいます これからレントゲンと採血・抗生剤の輸液を行う事になりました

 

プリパレーションの知識があったA看護師は、採血の必要性を説明し、どの様な手順で行うのか、どんな物品を使うのか実際に見せて触らせて、どんな風に協力してほしいのかを説明し、なす子ちゃんはどうしたら頑張れるのか(ママやパパと一緒に行いたい、座って行う、寝て行う、止血のテープは何のキャラクターが良いか)など、なす子ちゃんと家族の意見を尊重して行った結果、Aちゃんは泣いたものの、約束通り腕を動かす事なく処置を受けられ、終わった後は「頑張れた!」と、親に褒めてもらい嬉しそうに遊んでいます。

その後の検査や治療も説明を行うとスムーズに行えました。

 

 

プレパレーションを知らないB看護師が対応すると…
「採血は親の承諾を得られているし、なす子ちゃんは泣いてて機嫌も悪いし、この歳の子に説明してもわからないだろうな」と、親から引き離し、処置室で看護師が馬乗りになり抑制をして、無理やり採血を行いました。当然なす子ちゃんは泣いて嫌がり、激しく抵抗します。
その後の検査も内服も検温も医療スタッフを見ると啼泣してしまい、何もかも抵抗する様になってしまいました。心に深い傷を受けたなす子ちゃんは、大人になってからも採血が苦手なまま成長してしまいました

 

この様に、子ども時代に受けた印象や心の傷は、大人になってからも影響があるほど、そのお子さんの人生の基盤となります。

毎日の業務で何度も行っているうちの1回の採血、吸引だからと流れ作業にならずに、一人ひとりのお子さんに寄り添った看護がしたいですね♡

<参考文献>

根拠と事故防止からみた小児看護技術


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