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意外に見落とされがち⁈小児の睡眠について

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意外に見落とされがち!? 子どもの眠りについて

 

今回からは、小児科で働くナースには知っていてほしい、子どもの発達に関連した生活習慣について、現役小児科ナースで2人のママでもある、おなす自身の経験+教科書には載っていないけど重要なポイントをお伝えしていければなと思います♪
育休中のママさんにも参考になる内容ですので、ぜひ読んでいってくださいね♡

おなすは自分がママになるまで子育て大変、大変、っていうけど、子どものオムツ、ごはん、遊び、しつけなんて、その時その時の大変さはあっても、こんなに可愛いんだから全然大丈夫でしょ。子ども好きな自分なら余裕っしょ!毎日可愛すぎて大変な事なんてないでしょ!!」って思ってました。

その発言、撤回てっっっっかいーーーー!!完全撤回します!!
そんな事思った自分、若かったっす。先輩ママパパにほんとすみませんでした。

いやぁ…子育てって予想以上に大変です…

もちろん育児の「大変」な所は活発に活動する昼間もたーーーーーーくさんあるのですが、夜がこんなに大変なことを私は知りませんでした。


ほとんどすべてのお母さんが寝不足です…

では、夜の何が大変なのでしょう…?

結論から言うと、ズバリ「まとまって寝てくれない」という事です。


まずは月齢別の
1日の睡眠時間(朝寝・昼寝こみ)です。

0~1か月:16~18時間

1~3か月:14~15時間

3~6か月:13~14時間 

6~1歳:11~13時間

1~3歳:11~12時間

と言われています。数字だけ見ると「いやいや…めっちゃ寝てるじゃん」と思われるかもしれませんが、1日トータルの時間なので、生後すぐの頃なんかは、1~2時間で泣いてみたり、細切れ睡眠なのです。

 

睡眠パターンとして、平均で生後1歳ころまでは朝ごはん後に朝寝を1時間程度して、昼寝を2時間~3時間、生後6か月程度までは夕寝も30分程度します。

睡眠時間に関してはもともと持っている個性と、親の寝かしつけ方などによって個人差が大きく、赤ちゃんの頃から朝までぐっすり寝てくれる子もいれば、夜通し(本当に夜通し…)泣き続ける子もいます…。

 

夜、12回も起きる子もいるそうで、「えっ?12回っていうと、20時に寝て朝8時に起きたら、1時間毎に起きてるってこと?嘘でしょ」って思いますよね。
ーいいえ。本当です。
1時間毎に起きてしまう子もいるんです。そして何時間も泣き続ける子も…

 

起きてもトントンしてればすぐ寝てくれるならいいのですが、抱っこゆらゆらして「ふぅ~やっと寝た…」と思って、お布団に置くとギャン泣き…1からやり直し…みたいな。
俗に言う「背中スイッチ」というやつですね。

横にすると泣いて、縦抱っこじゃないと眠れなかったりして、ママはソファーで子どもを抱いたまま朝を迎えたり…パパとドライブして車の振動で眠らせたり…
常に「いつ起きるのではないか」「自分が深く寝すぎて、子どもの泣きや異変に気づけなかったらどうしよう」と24時間ハラハラしている感じです。

 

おなすも、上の子が夜泣きする子だったので、ママ友と「今夜も夜勤頑張ろうね」と励ましあった様に、子どもを眠らせる事と毎日戦っている親御さんがとても多いのです

ましてや、小児科に入院している様なお子さんは、体調が悪いと眠りも浅かったり、夜中に何度も覚醒したり、機嫌も悪かったりして、ただでさえ毎日ヘロヘロで70%位しか身体が動かない状態のに、看病している親御さんは寝不足で疲労MAXですので、その点を理解して、休める時に親御さんにも休んでもらう様に配慮してあげてくださいね。

入院中に家族にも体力を回復してもらわないと、退院してからお子さんのホームケアができませんもんね。
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寝不足ママは、産後うつにつながる可能性も…

出産後、正常分娩であれば平均して4~5日で退院となります。
入院中は、本当にしんどい時は、ナースステーションで子どもを預かってくれて、自分は休息をとる事もできる施設もあるので、自宅に帰ってからが、寝不足との本当の闘いになります。
まだ、身体も産後の状態から回復できていない所に、育児と寝不足が加わるわけです。

 

出産直後は、特有の興奮状態にあり、寝不足もなんとか乗り切れるのですが、生後4・5か月頃から寝不足や育児疲れが体にどっと出てきて、風邪をひき易かったり、抱っこでの肩こり、授乳による貧血からのめまい、疲れ…ホルモンのせいでイライラ…など、妊娠・出産を機に、ママの体は心身ともにボロボロです…でも、パパは体を通してパパになる事は出来ませんので、「子ども産んでお前変わったな」なーーーんて、一番言ってはいけない言葉を発してしまうわけですね(笑)

パパ…仕事で疲れて帰ってきてるのもよくよくわかりますが、家の中でもママは「お母さん仕事」を1日中していました。ただただ奥さんの話を聞いてあげたり、何をして欲しいのか聞いてあげて下さいね。そして、自分の事だけは最低限やってもらえれば、本当にそれだけで大助かりです(靴下や服を脱ぎっぱなしにしない、寝かしつけ中に「俺の携帯しらなーい?」なんて聞かない。知らねーよって感じです 笑)

ママも、パパが手伝ってくれた時に「やり方ちがうし!」って思っても、「ホント助かった、ありがとう」「よっ!」「さすが!」って褒めておだてて、どんどんやってもらいましょう♡

 

いつから朝まで寝るようになるの?

こればかりは本当に生後2か月位から寝てくれる子もいれば、小学生になるまで夜間覚醒があったりと、個人差があるのですが、一番きっかけとして多いのが、断乳(卒乳)を機に朝まで眠るようになると言われています
これは、多くの子がおっぱいを吸う事が睡眠スイッチになってしまっているので、夜中に目が覚めた時に、「あれ?おっぱい吸ってたはずなのに、おっぱいがない!」と泣くんです。

 

おなすも自身の子どもが夜泣きで夜中に何度も起きて、自分も寝不足でヘロヘロになってしまった時に、藁をも掴む思いで参考にさせてもらったのが、いわゆるネントレ本(ねんねトレーニングの本)です。

 

ネントレに関しては、色々な国の考え方などもあるので、色々な本から自分が参考になるものをママパパが選んで実践しています。

 

おなすも数冊読みましたが、どの本も、子どもが長く眠れるため、親が疲れすぎないためにできることが書かれています。
簡単に要約すると、規則正しい生活を心がけ、夜は19時ころには寝せて、朝7時頃にはきちんと朝日を浴びさせる、夜中にしんどくなる(抱っこゆらゆらなど)方法で寝かせる癖をつけさせないなどの親の寝かしつけ方について寝る部屋の環境、日中の昼寝のさせ方、本によっては授乳の時間や量なんかがとても細かく書いてあるので、色々勉強になりました。

ご自身も夜泣きで悩んでいたり、担当患児ちゃんの家族が悩んでいたり…詳しく知りたい方は、こういった本を参考にしてもらえると勉強になります。

>>赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド

>>赤ちゃんが朝までぐっすり眠る方法

>>カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座

 

看護師としてできることは?

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では、ここまでの話を踏まえて、看護師として日々どういった介入をしていったらよいのでしょう?
まず児に関しては、もう一度成長発達を振り返り、子どもの正常な睡眠パターンを勉強しましょう!
そして、その児の普段の睡眠はどうなのか?(昼寝はしているのか?何か決まった毛布がないと眠れないなどの入眠儀式はないか?普段は集団生活で昼寝は大勢で寝ているのか?)など、元気な時の情報を収集して、それと比べて今はどうなのか?疾患との関連をアセスメントして下さいね。もともと眠りが浅かったり、睡眠時間の短い子かもしれませんね。

 

そして、業務の都合での不要な寝かつけはしない事(検査や治療のために眠らせる事とは違います)

よく、日勤終わりで頑張って寝かしつけちゃっている看護師の姿を見ますが…
その眠り…その子に本当に必要ですか?
確かに夜勤に突入して、ファーストラウンドの時に眠っていてくれると仕事スイスイ行って、夜勤さんが助かるかもしれませんが、これから夜になるのに16時半なんかに寝せたら…夜寝なくなっちゃいますね。

 

夜寝ない事もそうですが、小児科の看護師として倫理的にもどうなのかと思ってしまいます。
親御さんに関してですが、入院時は月齢や年齢で起こりうるであろう夜間覚醒に体調不良も加わって、ほとんどのママやパパは寝不足ですし、普段より疲れていると頭に入れて関わって下さいね。予想外の入院だと動揺している場合もあります。
人間疲れると、少しのことでカッとなってしまったり、イライラしたり…

 

そんな肉体的にも精神的にも疲労している親御さんを、看護師としての立場から労って共感して寄り添ってあげて下さいね♡そういう気持ちは親御さんにとっても良く伝わります♡
「あぁ、この看護師さん、私のことわかってくれてるわ~」って、大変な時に自分の気持ちを理解してくれる人がいることはとても心強く、嬉しいものなのです。
そんな関わりができるといいですね♡

参考文献
・0歳からのネンネトレーニング イラストでわかる!赤ちゃんにもママにも優しい
安眠ガイド 清水悦子編著

・ありのまま子育て:井桁容子著

 

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